関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役(故人)から金品を受け取っていた問題で、同社は29日、社内の調査委員会がまとめた報告書の一部を公表する方針を固めた。受領者20人の氏名のほか、どの期間、どういった金品を受け取ったかなどについて「事実関係をある程度明らかにしたい」とし、可能な限り開示するという。金品受領者に対する関電の処分内容も示す。
関電の八木誠会長(69)が報道陣の取材で明らかにした。
岩根茂樹社長(66)が週内にも会見を開き、説明する予定。報告書は、社外の弁護士を含む調査委員会が昨年7~9月に実施した調査結果をまとめたもの。27日の会見では、調査報告書は全く開示されず、関電の情報公開への消極的な姿勢に批判が出ていた。
一方、電気事業法に基づき経済産業省から求められた報告に向けては、再調査を進める。調査対象者を関電だけでなく、子会社、関連会社に広げる方針だ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース